ビーチサッカーについて

砂浜でするサッカー

ビーチサッカーとは基本的には砂浜でするサッカーのことです。

しかし、一般的なサッカーとはルールの違いがあって、サッカーの試合が1チーム11人で行われるのに対し、ビーチサッカーは1チーム5人で行われます。

サッカーは前後半それぞれ45分で行われますが、ビーチサッカーでは3ピリオドのそれぞれ10分で試合をします。

ブラジルで始まる

ビーチサッカーはもともとブラジルで始まったもので、この10年間で欧米に普及してきたといわれています。外国では有名なサッカー選手もしばしばビーチサッカーに転向することがあり、そのこともビーチサッカーの普及の原動力になっています。

1995年、ブラジルのリオデジャネイロにおいて第1回のビーチサッカー世界選手権がはじめて開かれ、2005年に、ビーチサッカー世界選手権は国際サッカー連盟(FIFA)の主催へと変わり、名称もビーチサッカーワールドカップとなって、第1回大会はブラジルリオデジャネイロで行われました。

ブラジル代表にはロマーリオ、優勝したフランス代表にはエリック・カントナなどかつての名プレイヤーも参加し大いに盛り上がりました。

第1回ビーチサッカーワールドカップ

第1回ビーチサッカーワールドカップは、2005年5月8日5月15日にかけて、ブラジルのリオデジャネイロのコパカバナビーチで行われました。この大会は、その前身のビーチサッカー世界選手権が、2005年から国際サッカー連盟(FIFA)の主催に替わって、ビーチサッカーワールドカップとなったものです。

出場したのは、ブラジル・スペイン.ポルトガル.アメリカ.ウルグアイ.ウクライナ.南アフリカ・フランス.アルゼンチン.オーストラリアの10カ国に、日本.タイの2カ国がアジアから参加しました。

日本からは国際サッカー連盟からのワールドカップへの招待を受け、急遽、日本サッカー協会は著名な元Jリーグ選手であるラモス瑠偉を監督とし、12人の代表選手を選考した上で、日本代表選手を決定しました。

日本代表は沖縄における2泊3日の強化合宿をしただけで、大会に臨むことになりました。 関係者の間でも決勝リーグ進出さえ厳しいとの見方がある中で、日本代表は予選を突破し、さらに準々決勝でウルグアイに4-3で逆転勝ちし、ベスト4入りを果たすという大快挙を成し遂げました。

ちなみに、国際サッカー連盟の公式ホームページには、「部外者である日本が準決勝に進出した」などと言う記事が掲載されました。 この日本代表の活躍で、日本においてもビーチサッカーの知名度は格段に上がり、今後ビーチサッカーの日本での競技人口の規模は、年々拡大していくことと思います。